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【体験談】40代カテーテルアブレーション。発覚から手術までのこと

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健康診断で言われた不整脈。よくある事と思いながらも要精密検査になってしまったので、仕方なく病院に行った結果、手術をすすめられることに・・・。それは突然でした。

その際の体験談を記録したいと思います。

これから、カテーテルアブレーション手術を受ける予定の方への参考となればうれしいです。

この記事では、自分が体験した内容を記載しています。治療法については症状によって異なりますので、私の体験談は、1つの例としてお読みください。

不整脈が発覚した理由

健康診断で不整脈の指摘を受ける

始まりは、職場での健康診断でした。それまでも何度も不整脈の指摘はありましたが、今までは経過観察だったので、この時が初めての要精密検査でした。

私は動悸というものがよく分からなくて自覚症状というほどのものはあまりなかったのですが、言われてみたら、たびたび胸の心音を感じること、脈が飛ぶ感覚はありました。

ただ、あまりにも日常に起こっていたのでそれが異常だとは自分では感じていませんでした。そして、30代後半から毎年のようにひっかかっていた不整脈。

経過観察ながら数年前には自主的に精密検査を受けたりもしていて、その度に気にすることがないと言われていたので、今回もきっとそうだろうと思って放置していました。

会社からの受診勧告

放置すること約半年。診断報告を提出しないといけないことは知っていたので病院を受診しないといけないことは分かっていたのですが、きっと気にすることはない不整脈と言われるのだろうという気持ちと、怖い病気が見つかったら怖い。という気持ちからついつい精密検査受診を後回しにしていました。

すると、会社からの受診勧告を受ける事に・・・。健康診断で異常があったのをそのままにしておくと会社から受診勧告を受けるようです。ご注意ください。

精密検査のため個人クリニックを受診

会社からの受診勧告を受けて、重い腰を上げて個人クリニックを受診しました。そこでは、まず通常の心電図検査を行い、ホルター検査(24時間心電図をつける検査)を勧められました。もちろんやる事にして、予約を取りその日は、病院を後にしました。

ホルター検査(24時間心電図)

受診から約2週間後、ホルター検査(24時間心電図)実施です。

体に心電図をとる機械を付けて24時間過ごします。大きく濡らさなければシャワーを浴びても良いとのことでしたので、あまり濡らさないようにシャワーも浴びました。ホルター検査では食事のタイミングやトイレのタイミング・発作のタイミングでボタンを押して記録します。

私は、動悸というものがよく分からなかったので発作のボタンを押す事は出来ませんでしたが、脈が飛ぶような感覚はいつも通りたくさんありました。そしてその日は夜更かしもしてしまったので、もしかしたら結果が悪いのでは?と少し心配しました。

検査の結果(カテーテルアブレーション勧められる)

検査の結果は「心房細動がほとんどの時間帯で発生している」とのことでした。

心房細動とは、心房内の電気信号が乱れることによって起こる不整脈の1つで、血液がうまく全身に送り出せなくなため、これが起こると血栓が出来やすくなり脳梗塞のリスクを上げてしまうそうです。

もしかして、不整脈が多発したのは寝不足だから?と思ったので、聞いてみましたが、寝不足以前の問題でした。私の場合、取り付けてすぐからずっとです。という事でした・・・。

小栗さん

ちょっと余談ですが、ホルター検査の時はわざと不摂生な生活をしたり不整脈が出るような活動をした方がよいと言われることもあるそうです。検査の日に症状が出なくて見逃したらもったいないということで、寝不足は逆に良かったのでは?と看護師さんに言われました。

ホルター検査の結果をもって、先生から「カテーテルアブレーション手術」を勧められました

理由は私の年齢が若いこと(40代)。発作がまだ収まっている時間があること(長期的に持続するようになると完治が難しくなる)。これから先、薬を飲み続けるより手術をして原因を取り除いた方がよいとのことでした。

「手術・・・」これは思ってもいないことでした。

実は私の親は心臓の手術で亡くなっています。もしかしたら、私も同じ病気なのかと不安になってしまいました。

まさかいきなり手術と言われると思ってなかったよ。。

診断書を持って大病院を受診

その後は、カテーテルアブレーション手術に向けて、大病院を受診することになりました。

クリニックの先生に紹介状を書いてもらい、それを持って大病院を受診することに。紹介状はホルター検査の結果が同封されているのでとても分厚い封筒でした。

転院先の病院の先生の都合で、次の受診日はクリニックの受診日から3週間後になりました。そんなに先になるのかと不安な気持ちになりましたが、「大事に至るような病気ではないから受診日が先なのだろう」と、自分に言い聞かせながら受診日を待ちました。

そして約3週間後の受診日、そこでは「採血・心電図・血圧測定」を行いました。

その結果、やっぱり「カテーテルアブレーション手術を勧めます」とのこと。この病院の先生も、クリニックの先生と同様の見解でした。

この時点で、私には迷う余地なく「やります」という結論に。リスクはあるものの確立されている手術であるという先生の説明を信じたこと。先生の話ぶりから手術が最善の方法だと感じたからです。そして、その日にすぐ、手術の予約を取る事にしました。

ここまでとんとん拍子でした。ちなみに手術は、3か月後。ずいぶん先の予約となりましたが、ゆっくりその日を待つことにしました。

手術前の検査

手術の予約を取った日から1か月後、手術に向けての検査を行いました。

行った内容は、「造影剤CT」「心エコー」。これは手術をやるための情報を得るための検査とのことでした。

造影剤CTの感想

造影剤CTでは体が熱くなったり気分が悪くなる人もいると聞いて、怖いなぁと思っていたのですが、これは私は問題なく実施出来ました。

点滴を打ち、造影剤を注入されるときには、腕にググッと何かが入ってくる感覚はありましたが、それだけで、あとはほんの少し体が温かいような感じがしただけでした。

そしてドーム状の検査機の中で指示に合わせて呼吸を止めたりグルングルンと機会が動くのを見ていましたが、特につらい検査というわけでもなく思ったより大丈夫な検査でした。

心エコーの感想

検査はゼリーを塗ったところに機械をあててグリグリとされる感じです。

正直、地味に痛い・・・。そして画像がやたら気になる。でも私の場合は、壁を向いた横を向いての作業だったので見られないのが残念でした。

こっそり画像を見ようと振り返ったところ「動かないでくださいね」とやんわり注意を受けてしまいました。残念。。(みなさんは動かないでくださいね。)

多少の痛みはあるものの、なんということもなくこちらも終了しました。

造影剤検査も心エコーもですが、当たり前のことながら、検査をする方は結果をいいません。大丈夫だったのか異常があったのか分からないまま、帰宅し結果はまた次回(約2か月後)出来ればその日のうちに結果を教えてほしい。そんな気持ちになりました。

薬を飲み始める

この日検査の日から、手術に向けて薬を飲み始めました。

「血液サラサラの薬(リクシアナ)」と「貧血を改善するための鉄剤」です。これを手術が終わるまで飲み続けることに。薬を飲み始めると、いよいよ自分が病気なのだと実感し始めました。

手術前の最終診察と入院説明

最初に受診してから、約3か月後、いよいよ手術が近付いてきて入院前最後の診察となりました。

この日は前回の検査結果の説明と入院の説明でした。2か月前に実施した造影剤CT及び心エコーは問題なし。問題なく手術できるという事で、とりあえず一安心。

私には心臓の肥大も逆流もなく、悪いのは心房細動だけと分かり安心することが出来ました。

不安だったこと(生理がかぶってしまいそう)

手術に向けての不安事項として、生理が手術日と被ってしまいそうということがありました。それまでの周期で考えると、まるっきりかぶりそうだったんです。

もしも2日目と被ってしまったらと、先生に相談しました。私はもともと生理の量が多く、さらに血液サラサラの薬を飲み始めてからは生理の量がかなり増えていたので、先生にそれを伝えると、「あまりに出血が多い場合は延期する可能性もある」という回答でした。

そのため、今の時点で手術を延期するかという話にもなりましたが、生理予定日は確実なものではない為、このまま予定をしておいて、どうしてもダメであれば延期しようということになりました。

延期となる可能性があると言われた理由は、出血が多くなりすぎることが懸念される為。あまりに出血が多くなれば輸血が必要となること。そういうリスクを冒してまでやるべき手術ではないということでした。

そして、「生理だという理由だけであれば、手術は問題なく行える」という事でした。

小栗さん

後半に続きます。

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