毎月いくら積み立てる?車の維持費の内訳を完全解説【税金・保険・車検・ガソリン代】
車の維持費が、何にどのくらいかかっているか、ちゃんと把握できていますか?
「なんとなく高い」ではなく、費用を1項目ずつ整理し月額で積み立てする習慣が、お金を貯めるコツ。私は新婚の時からそうやって必要額を割り出して積み立ててきました。FP2級・年間250万以上貯金を継続している共働き主婦が、家計目線でわかりやすく解説します。

車の維持費は大きく6項目
車の維持費は以下の6つに分けられます。まずは、それぞれがどのくらいの費用がかかるのか見ていきましょう。
① 自動車税・重量税
自動車税
自動車税は毎年5月上旬に納付書が届く、いわゆる「持っているだけで毎年かかる税金」です。これは自動車の排気量によって金額が変わります。
簡単にいうと大きくてよく走る(加速がいい)車は高いってこと!
軽自動車は一律10,800円ですが、普通車は排気量が大きくなるほど高くなります。
- 軽自動車:一律10,800円
- 普通車(〜1.0L):25,000円 トヨタ パッソ、スズキスイフトなど
- 普通車(1.0〜1.5L):34,500円 トヨタ ヤリス・アクア、ホンダ フィットなど
- 普通車(1.5〜2.0L):39,500円 トヨタ カローラ・プリウス、スバル インプレッサ
- 普通車(2.0〜2.5L):45,000円 トヨタ RAV4、マツダ CX-5など
- 普通車(2.5〜3.0L):51,000円 トヨタ アルファードなど
重量税
自動車重量税は車検時に支払う税金です。車の重量と年数によって変わり、古い車ほど税額が高くなる仕組みになっています(エコカー減税の対象外になるため)。燃費が良い新しい車ほど税金面でも有利です。
通常税率(新車登録〜13年)
| 車両重量 | 2年車検の重量税 |
|---|---|
| 軽自動車 | 6,600円 |
| 〜1.0t | 8,200円 |
| 1.0〜1.5t | 12,300円 |
| 1.5〜2.0t | 16,400円 |
| 2.0〜2.5t | 20,500円 |
| 2.5〜3.0t | 24,600円 |
13年超(重課)
| 車両重量 | 2年車検の重量税(重課) |
|---|---|
| 軽自動車 | 8,200円 |
| 〜1.0t | 11,400円 |
| 1.0〜1.5t | 17,100円 |
| 1.5〜2.0t | 22,800円 |
| 2.0〜2.5t | 28,500円 |
| 2.5〜3.0t | 34,200円 |
18年超(超重課)
| 車両重量 | 2年車検の重量税(超重課) |
|---|---|
| 軽自動車 | 8,800円 |
| 〜1.0t | 12,600円 |
| 1.0〜1.5t | 18,900円 |
| 1.5〜2.0t | 25,200円 |
| 2.0〜2.5t | 31,500円 |
| 2.5〜3.0t | 37,800円 |
② 保険(自賠責保険・任意保険)
車の保険は2種類あります。
自賠責保険は、法律で加入が義務付けられている保険です。車検と同時に更新する方が多く、2年分で約17,000円。年換算で約8,500円です。対人事故の補償が中心で、自分の車の修理や物損には使えません。
任意保険は、自賠責だけではカバーできない補償を充実させるために加入する保険です。年齢・等級(無事故年数)・車種・使い方によって保険料は大きく変わります。
- 20代前半:年15〜20万円になることも
- 30〜40代・等級が高い場合:年3〜8万円程度
任意保険は毎年比較・見直しをすることが大切です。同じ補償内容でも、保険会社によって数万円の差が出ることがあります。ネットの一括見積もりサービスを活用して、定期的に比較してみましょう。
保険を見直すと驚くほど安くなったりするよ!試してみてね
③ 車検費用
車検は新車は3年目、以降は2年ごとに受ける義務があります。費用の目安は車種によって異なります。
- 軽自動車:6〜9万円
- コンパクトカー:7〜10万円
- ミニバン・SUV:9〜13万円
- 高級車・輸入車:12〜20万円以上
車検はどこで受けるかによって費用が変わります。
- ディーラー:安心感はあるが費用は高め
- 車検専門店(ホリデー車検・コバック等):ディーラーより安くなるケースが多い。事前予約でさらに安くなることも
- ガソリンスタンド・カー用品店:近所で手軽に受けられるが、品質は店による
車検費用は「法定費用(自賠責・重量税・検査料)」+「整備費用」で構成されます。整備費用の部分が見積もりによって大きく変わるので、複数店舗で比較するのがおすすめです。
④ ガソリン代
ガソリン代は走れば走るほどかかる「変動費」の代表格です。通勤で毎日乗るのか、週末だけなのかで年間数万円の差が出ます。
燃費の目安(WLTCモード): *古い車だと燃費は悪くなりがちです
- 軽自動車:15〜25km/L
- コンパクトカー(ハイブリッド):18〜28km/L
- ミニバン:10〜18km/L
- SUV:10〜17km/L
- 大排気量・高級車:6〜12km/L
2026年には、ガソリンの暫定税率(トリガー条項)の取り扱いについて議論が続いています。実際に税率が変更された場合、ガソリン価格に影響が出る可能性があります。家計への影響が大きい項目なので、最新の動向はニュースで随時確認するようにしてください。
⑤ 駐車場代
駐車場代は、車の維持費の中で最も地域差が大きい項目です。
- 都心部(東京・大阪):月2〜5万円以上になることも
- 地方都市:月3,000〜1万円程度
- 戸建て・自宅に駐車場あり:実質0円
駐車場がかなり高い都市部では駐車場代を維持費として考えることを忘れる事はあまりないと思いますが、地方都市は要注意。大した金額じゃない・・・そう思って維持費に含めない場合があります。自宅に駐車場がない場合は、必ず維持費の計算に含めてください。
⑥ メンテナンス費
定期的なメンテナンスも維持費に含まれます。主な項目と目安です。
- エンジンオイル交換:3,000〜8,000円(年2〜3回)
- タイヤ交換:4本で2〜5万円(3〜5年に1回)
- バッテリー交換:1〜2万円(3〜5年に1回)
- ブレーキパッド:1〜3万円(車検時に交換することが多い)
- ワイパー・エアコンフィルターなどの消耗品:年5,000〜1万円程度
年換算で3〜8万円程度みておくと安心です。新車よりも古い車の方が消耗品の交換頻度が上がるため、維持費は年々増える傾向があります。急な出費で慌てないように必ず積み立てるようにしましょうね。

結局、毎月いくら積み立てが必要?
下記が必ず必要となる維持費です。
下記の表に「駐車場代」+「メンテ代(月0.5万目安)」を加算した金額の積立が必要となります。これは車を維持するのに絶対に必要になる金額です。車を購入する際には必ず頭に入れるようにしてくださいね。
ガソリン代は、維持費には含めていないけど、毎月かかる費用としては事前に想定しておくといいよ
| 排気量区分 | 自動車税 | 任意保険(年) | 車検代(年換算) | 年間合計 | 月額換算 |
|---|---|---|---|---|---|
| 軽自動車 | 10,800円 | 30,000〜150,000円 | 30,000〜45,000円 | 70,800〜205,800円 | 約5,900〜17,200円 |
| 〜1.0L | 25,000円 | 30,000〜150,000円 | 30,000〜45,000円 | 85,000〜220,000円 | 約7,100〜18,300円 |
| 1.0〜1.5L | 34,500円 | 30,000〜150,000円 | 30,000〜45,000円 | 94,500〜229,500円 | 約7,900〜19,100円 |
| 1.5〜2.0L | 39,500円 | 30,000〜150,000円 | 30,000〜45,000円 | 99,500〜234,500円 | 約8,300〜19,500円 |
| 2.0〜2.5L | 45,000円 | 30,000〜150,000円 | 30,000〜45,000円 | 105,000〜240,000円 | 約8,800〜20,000円 |
| 2.5〜3.0L | 51,000円 | 30,000〜150,000円 | 30,000〜45,000円 | 111,000〜246,000円 | 約9,300〜20,500円 |
まとめ
車の維持費6項目をおさらいします。
①自動車税・重量税 ②保険(自賠責・任意) ③車検費用 ④ガソリン代 ⑤駐車場代 ⑥メンテナンス費
それぞれを合計すると、車種・条件によって年間13万〜70万円以上になります。「ローンを払えれば大丈夫」ではなく、維持費まで含めてトータルで考えることが、無理のない車選びの第一歩です。
車種別の年間維持費シミュレーションは、こちらの記事で詳しくまとめています。


