【2026年版・FP計算】車を持つと年間・月額いくらかかる?車種別シミュレーション
「月々のローンさえ払えれば大丈夫」と思っていませんか?
私の夫がまさにそう思っていた一人です。”月に〇万円なら払える” 。”分割にすれば、すぐに手に入るんだよ?” というのが言い分でした。でも、よく考えてみてください。車を持つために必要なのは本当にローン額だけですか?車って、ローンだけではなく想像以上にお金がかかっているんですよ。
贅沢しているつもりはないのに毎月カツカツでなぜか貯金ができない——その原因は、もしかしたら「車」かもしれません。
FP2級を持つ共働き主婦として、家計目線でリアルに計算してみました。「うちは大丈夫?」と気になっている方、ぜひ最後まで読んでみてください。

車にかかるお金は「2種類」ある
車の費用は大きく2つに分けられます。
固定費(持っているだけでかかるお金)
- 自動車税・重量税
- 自賠責保険・任意保険
- 駐車場代
- ローン返済
変動費(走るほどかかるお金)
- ガソリン代
- 車検・メンテナンス費
- 高速代・外出先の駐車料金
固定費は車を所有したら手放すまで乗っても乗らなくても毎月かかるお金です。ローンと違って毎月コンスタントにかかるわけではありませんが、年単位で見ると絶対にかかるお金ですので、車の所有を決める際には必ず試算が必要です
各項目の詳細はこちらの記事で記載していますのでよかったら読んでみてください。
【車種別シミュレーション】年間・月額でいくらかかる?
では実際に、車種別に年間維持費を計算してみます。
試算に当たっては、「ローンなし」・「首都圏の駐車場代除く」・「年間走行距離1万km」という条件にしてあります。
また、各項目について金額に幅がありますが下記の理由となっています。
- 任意保険 ・・・ 35歳以上20等級車両保険なし ~ 若年層6等級車両保険あり
- 車検代 ・・・・ 格安車検 ~ ディーラー車検
軽自動車(N-BOX、タントなど)
維持費としてはいちばん安い選択肢となります。最近は軽自動車も本体価格が高くなっていますが、好んで選ばれるのが維持費が抑えられることです。我が家でも1台は軽自動車のため地方で2台所有の場合は1台は軽自動車にすると家計にずいぶん優しくなりますね。
とはいえ、最低でも月5千円の積立が必要です。軽だから安心とは安易には言えませんので要注意。
| 排気量区分 | 自動車税 | 任意保険(年) | 車検代 (年換算) | メンテ費 (タイヤ・オイル等) | 年間合計 | 月額換算 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 軽自動車 | 10,800円 | 15,000〜200,000円 | 20,000〜75,000円 | 11,000〜24,000円 | 56,800〜309,800円 | 約4,700〜25,800円 |
コンパクトカー(ヤリス、フィット、ノートなど)
軽よりは少し高くなりますが、まだ現実的な範囲。この層は本体価格がリーズナブルだったり、燃費の良い車種も多いためコスパは悪くありません。軽はちょっと・・・でも費用は抑えたい方にピッタリです。
| 排気量区分 | 自動車税 | 任意保険(年) | 車検代 (年換算) | メンテ費 (タイヤ・オイル等) | 年間合計 | 月額換算 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 〜1.0L | 25,000円 | 18,000〜230,000円 | 25,000〜90,000円 | 15,000〜31,000円 | 83,000〜376,000円 | 約6,900〜31,300円 |
| 1.0〜1.5L | 34,500円 | 18,000〜230,000円 | 25,000〜90,000円 | 15,000〜31,000円 | 92,500〜385,500円 | 約7,700〜32,100円 |
ミニバン(セレナ、ノア、ステップワゴンなど)
子育て世代に人気の車種です。乗り降りさせやすいし、荷物もたくさん載る。レジャーに日常に本当に便利ですよね。しかし、車体が大きい分、燃料費と保険料も上がります。
「家族が増えたから」と飛びつく前に、維持費まで含めて考えましょう。

| 排気量区分 | 自動車税 | 任意保険(年) | 車検代 (年換算) | メンテ費 (タイヤ・オイル等) | 年間合計 | 月額換算 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1.5〜2.0L | 39,500円 | 22,000〜280,000円 | 30,000〜110,000円 | 21,000〜46,000円 | 112,500〜475,500円 | 約9,400〜39,600円 |
| 2.0〜2.5L | 45,000円 | 22,000〜280,000円 | 30,000〜110,000円 | 21,000〜46,000円 | 118,000〜481,000円 | 約9,800〜40,100円 |
SUV(ハリアー、RAV4、CX-5など)
ミニバンと同等に維持費はやや高めになります。SUVは見た目がかっこよくて人気ですよね。しかし、燃費はあまり良くない車種も多いので注意です。下記の表以外にもガソリン代が多めにかかることは想定しましょう。
| 排気量区分 | 自動車税 | 任意保険(年) | 車検代 (年換算) | メンテ費 (タイヤ・オイル等) | 年間合計 | 月額換算 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1.5〜2.0L | 39,500円 | 25,000〜350,000円 | 30,000〜115,000円 | 28,000〜63,000円 | 122,500〜567,500円 | 約10,200〜47,300円 |
| 2.0〜2.5L | 45,000円 | 25,000〜350,000円 | 30,000〜115,000円 | 28,000〜63,000円 | 128,000〜573,000円 | 約10,700〜47,800円 |
大排気量・高級車(クラウン、アルファード、輸入車など)
かっこよくて憧れの高級車です。この層になると、車検・税金・燃料費が一気に跳ね上がります。車体価格もかなり高額。それが買える方たちなので生活に余裕がある方が多いと思います。しかし、購入価格だけで油断すると維持費がかなりかかってきますので要注意。
高収入なのに余裕がない。なぜ?という方は、収入が多いだけにあまり考えなくても維持費の支払いは出来ることが多いです。そのため、支払いは問題ない。暮らしにも問題ない。でも、気が付けばなぜか余裕がないという状態に陥りやすい層でもあります。収入に余裕があってもぜひ維持費にも目を向けてください。
| 排気量区分 | 自動車税 | 任意保険(年) | 車検代 (年換算) | メンテ費 (タイヤ・オイル等) | 年間合計 | 月額換算 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2.0〜2.5L | 45,000円 | 35,000〜350,000円 | 35,000〜175,000円 | 47,000〜105,000円 | 162,000〜675,000円 | 約13,500〜56,300円 |
| 2.5〜3.0L | 51,000円 | 35,000〜350,000円 | 35,000〜175,000円 | 47,000〜105,000円 | 168,000〜681,000円 | 約14,000〜56,800円 |
車種別 年間維持費まとめ
もう一度、総額だけを下記にまとめます。
月換算での必要額にかなりの差がありますが条件が様々だからです。特に保険料の差が大きいため若年層で等級が低い場合は準備する金額を念入りに検討してくださいね。
| 車種 | 年間維持費 | 月換算 |
|---|---|---|
| 軽自動車 | 約6〜31万円 | 約0.5〜2.6万円 |
| コンパクトカー | 約8〜39万円 | 約0.7〜3.2万円 |
| ミニバン | 約11〜48万円 | 約0.9〜4.0万円 |
| SUV | 約12〜57万円 | 約1.0〜4.8万円 |
| 大排気量・高級車 | 約16〜68万円 | 約1.4〜5.7万円 |
※ 上記はあくまで目安レンジです。実際の保険料・車検代等は各社への見積もりにて確認してください。
※ローン返済・駐車場代は含まず。
FP目線:車購入時に気を付けること
私が若いころ、手取り20万円にも満たないのに月5万円のローンを組んでいた友人がいました。維持費・ガソリン代を加えると収入の半分以上が車に消えている計算です。確かに独身であれば月5万のローンなら払えるかもしれません。でも維持費を含めると・・・?
もしも払えなくなった場合は車を手放すことになります。その時、ローン残債よりも車両売却価格が低ければ借金だけが残る状態になります。そうならないためにも維持費の計算は必須です。

また、特に共働き家庭に気をつけてほしいのが、「どちらかの収入が急に減ったとき」のシミュレーションです。育休・転職・体調不良——人生では予期せぬことが起こります。片方の収入が半減した状態でも車の維持費を払い続けられるか、必ず確認してください。
念のため、車にかけていい費用の目安をFP視点でお伝えします。
📌 適正ライン:手取り収入の10%以内
📌 上限ライン:手取り収入の20%
車を選ぶときの3つの問い
- 維持費も含めた「総コスト」で考えているか?
- 毎月の生活費を引いた後のお金でたりるか?
- 片方の収入が減っても払い続けられるか?
維持費を抑える5つのポイント
- 軽自動車・コンパクトカーを選ぶ 税金・燃費・保険すべてに優しい最強の節約策です
- 任意保険を定期的に見直す 同じ条件でも保険会社によって年間数万円の差が出ます。無料の自動車保険一括見積もりサービス
を活用して定期的に比較しましょう - 車検は専門店・ネット予約で安くする ディーラーより車検専門店の方が同じ内容でも安くなることが多いです
- ガソリンはポイントカードや会員価格を活用する 走行距離が多い方はコストコのガソリンが、会員費を払ってもお得なケースがあります
まとめ
車は買ったとき以上に、持ち続けることにお金がかかります。「維持費込みで考えて初めて本当の車選びができる」と私は思っています。
購入前・乗り換え前に一度立ち止まって、この記事の数字をご自身の家計に当てはめてみてください。
自動車税をいかに賢く払うかについては、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
