みなさんはご飯を何で炊いていますか?炊飯器ですか?圧力なべですか?それともお鍋?
私は炊飯鍋を愛用していて、もう10年以上、炊飯器は一度も使っていません。
炊飯器から炊飯鍋に変えた時は、もしかしたら炊飯器に戻したくなるかもしれないと思い、炊飯器を残していた時期もありましたが、結局、必要になる事はありませんでした。
そんな私は今、やっぱりご飯はお鍋で炊くのが一番だと思っています。そう思うには理由があります。炊飯器から炊飯鍋に変えた経験から、炊飯鍋のメリットデメリットを紹介します。
炊飯器をやめたいけど、迷っている方の参考になれば嬉しいです。
炊飯器なくしたら不便じゃない?
全然そんなことないよ。メリットデメリットを教えるね。
ご飯を鍋で炊くメリット
ご飯を鍋で炊く一番のメリットは、「美味しいご飯が炊ける」こと。私自身、確かに炊飯器の時よりご飯が美味しくなったと感じました。多少安いお米でも美味しく炊けてしまうのが嬉しいですよね。
家に遊びに来た友達に「白米が美味しい」と言われたことや、娘(保育園)が遠足に持って行ったお弁当を先生がみて「〇〇ちゃんの家のごはんツヤツヤだね」と言われたことも。
その他にも、「短い時間で炊けるので時短になる」、「おこげも楽しめる」、「洗い物が減る」、「炊飯器を置くスペースが不要になる」、「値段が安い」 というメリットがあります。
この中で、私が特に魅力感じているのは、台所にスペースが不要となること。それに、洗い物が減ることです。
美味しいご飯が炊ける
炊飯鍋は熱伝導が良いため、短い時間で沸騰させることが出来ます。それにより、お米のうまみを閉じ込めることが出来ます。またガス火の場合はガスが対流を起こすことで、お米一粒一粒に均等熱を伝えることができるのでふっくら美味しいご飯となります。
時短になる
鍋で炊飯する場合は、浸水を除くと大体20~30分で炊飯が完了します。炊飯器の場合は40~50分ほどかかることが多いので時短になります。
洗い物が減る
炊飯器は、パッキンやうち窯と本体との隙間など意外と洗わないといけない場所がたくさんあります。これは衛生的に保つのが意外と大変。気が付けば隙間にご飯粒が溜まっていた・・・なんてことにも。これが、炊飯鍋であれば、洗うのは鍋と蓋のみ。使い終わったらまるごと洗えてしまうので衛生的ですし、パッキンなどもないのでとても楽になります。
おこげが楽しめる
炊飯鍋ば、好みに合わせておこげを楽しむことが出来ます。おこげは香ばしくてとても美味しいですよね。炊き込みご飯の時などはおこげがあると嬉しいですよね。
これらが楽しめてしまうのも炊飯鍋の魅力の1つです。もちろん、調節次第でおこげが全くないご飯も炊けます。
台所のスペースが増える
炊飯器は、意外と台所のスペースを取っていることにお気付きですか?最近は蒸気レスの炊飯器もありますが、ほとんどの炊飯器は上から蒸気が出ますので上部を空ける必要がありますので、場所を選びます。炊飯鍋であれば、使い終わったら棚にしまえますので、とてもすっきりした台所になります。
ちなみに蒸気レス炊飯器人気ナンバー1はこちら ↓
炊飯器を買うなら、置き場を選ばない蒸気レスが欲しいなと思ってたよ。
こんな四角い炊飯器ならおしゃれでかわいいね。
本体の値段が安い
炊飯鍋は本体がとても安いです。美味しいご飯を炊ける炊飯器になると何万円もしますよね。何万円どころか十万円を超えるものも・・・。
炊飯鍋なら3千円台から購入可能で、それらでもびっくりするほど美味しいご飯が炊けてしまいます。
わぁ。この炊飯器、10万越えだよ・・・。
炊飯鍋なら10個は買えるね。笑
炊飯鍋はコスパ最強!節約にもなるよ!
アウトドアでも使える(災害時にも)
炊飯鍋は、電気を使わないのでガスコンロさえあればどこでも使用可能です。カセットコンロを持っていけばキャンプ場でも使えます。キャンプ用品を新たに買わなくて良いので節約にもなりますし、災害時にも強い味方となります。
ガス炊飯は難しくありません。普段から慣れておけばいざという時すごく役に立ちますよ。
炊飯鍋のデメリット
私が10年以上炊飯鍋での生活をしてきた中で困っている事はありませんが、それでもやっぱりデメリットというものはあります。炊飯器なしの生活10年の中から考える炊飯鍋のデメリットをお伝えします。
タイマー予約が出来ない
タイマー予約が出来ないこと。寝る前にタイマー予約をするのが習慣になっている方には、大きなデメリットとなるかもしれません。朝起きたらすぐに炊き立てのご飯。というようなことは出来なくなります。
ただ、長時間常温で水に付けたお米を放置することは衛生面で危険ですし、浸水のし過ぎも気になります。炊飯鍋は炊飯器に比べるとコンパクトですので、ご飯を洗って浸水させた状態で冷蔵庫に保管可能。こうしておけば、朝起きてすぐに炊き始めれば2~30分で炊き立てご飯の出来上がり。衛生面での心配もないので、私はこれでデメリットを回避しています。
炊飯鍋は炊飯器に比べるとコンパクトですので、ご飯を洗った状態で冷蔵庫に入れておけば朝起きて2~30分もあれば炊き立てご飯が食べられます。
炊飯が早いとはいっても、タイマー予約が欲しいと思う事はたまにあるよ。ここだけは我慢かな。
保温が出来ない
炊飯鍋は保温が出来ません。今、保温するのが日常となっている方にとっては、保温出来ないのは重大な問題かもしれません。しかし、保温したご飯は水分が減り美味しくなくなってしまうのが難点。また、電気代もかかります。保温する代わりに、冷めた場合には電子レンジで温める方法にすれば、問題は簡単に解決できます。
今、炊飯器で保温することが習慣になっている方も、一度保温を止めてみてください。案外、保温がなくても問題ないと思えるはずです。
保温はなくても大丈夫!レンジで温めなおした方が美味しいよ
炊飯機能がないコンロの場合は目が離せない
鍋での炊飯は、炊飯器と違い自動で行ってくれません。そのため自分で火力を調整しタイマーをセットして火を止めなくてはなりません。実際に気にするべき時間は最初の数分と、約10分後の火を消すときだけなのですが、忘れたら大変。
そこで便利なのが、コンロに付属されている「炊飯機能」です。実はガスコンロでもIHコンロでも多くの製品に「炊飯機能」が不随されています。
これがあるなら、鍋炊飯生活がグッと楽になります。火力調節から火を止めるまでコンロが自動で行ってくれるので、コンロの近くについている必要はありませんしタイマーを使って火を止める必要もありません。
コンロがふさがってしまう
コンロでご飯を炊くので、お料理をする際にコンロを鍋が1つ占領してしまいます。そのため、ガス炊飯を日常にする場合には3口コンロがオススメ。2口しかコンロがないという場合だと少し不便な場合もあるかもしれません。
炊飯鍋での炊飯の方法
炊飯鍋の魅力をご紹介してきましたが、実際にどうやって炊くの?やっぱり面倒じゃないの?と思いますよね。(私もそうでした)でも、鍋炊飯は実は簡単。次のステップで進めます。
- ご飯を洗う
- 浸水する(夏:2~30分くらい、冬1時間が理想)※
- 中火で沸騰させる。ぶくぶくと完全に沸騰したらOK
- 弱火にして12~15分
- 火を止めて10分蒸らす
※浸水については、やらなくても炊けます。ご飯が少し固めになりますが個人的な感覚では浸水していなくても十分に美味しいです。(美味しくない!と怒られても責任はとれませんので自己判断でお願いします。)
コンロに炊飯機能が付いているか確認する
意外と多くの機種に炊飯機能が搭載されています。せっかくあるのに使っていないのはもったいない。まずは家のコンロを確認してみてください
お値打ちなタイプのガスコンロにも炊飯機能はついていたりするよ
まとめ
鍋炊飯の魅力は、「早い」「美味しい」「洗い物が楽」「本体のコスパ最強」「すっきりしたキッチン」おこげだって楽しめちゃいます。デメリットは「保温できない」「タイマー予約出来ない」です。これらは、工夫でカバーしなくてはなりませんが、このデメリットをカバーするほどの魅力がありますので、ぜひ一度試してみてください。
炊飯鍋は安いものであれば数千円から購入できます。こちらはリンナイ公式の炊飯鍋。目盛りもついていて炊飯器とほぼ同じ使い勝手です。
私も最初は、めんどくさいと敬遠していましたが、今ではすっかりはまっています。
脱炊飯器で、美味しいご飯を楽しみましょう!