ティファールのコーティングは実はたくさんの種類があるのを知っていますか?
私も取っ手が取れるシリーズのヘビーユーザーですが、コーティングのことを理解しておらずティファールならすべて同じ。「ガス火専用」か「IH対応」かの2種類と、あとは色が違うだけと思っていました。そして安さを重視して購入してから、自分が購入したもののグレードは低めだった。ということを経験したことがあります。
一見、同じように見えるティファールのフライパン。実はコーティングにランクがあり、耐久性にはずいぶん違いがあります。
私はそれを知らずにセールに飛びついてしまい失敗したのですが、私のように「同じ値段なのに、ランクの低い方を選んでしまった」こんな風にならない為に、コーティングについて詳しく解説します。
ティファールのフライパン選びにお悩みの際には、ぜひお読みください。
コーティングの耐久度ランキングは、メーカー公式発表の情報、及び、メーカーへ問い合わせし確認をとった内容にて作成しています。
最初に結論!買うならこれ
ティファールのコーティングは年々進化しており、今最新で最新で販売されているティファールのフラインパンは、基本的にどのグレードでも耐久性は優れているのですが、その中でも、耐久性を重視するのであれば、一番のオススメはアンリミテッドコーティングです。
アンリミットコーティングはティファール最高峰グレードのコーティングで、ティファールが標準としているチタンコーティングより6倍の耐久度があります。6倍なんてウソでしょと思うかもしれませんが、実際に使ってみると納得。1年毎日ハードに使ってもびくともしない強いコーティングを実感することになります。
そのため、一度購入したら長く使いたいと考えるのであれば、ガス火利用のかたもIH利用の方も、コーティング種類はアンリミテッドコーティング一択となります。
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しかし、このアンリミテッド、IH兼用のためフライパン自体がやや重くなっています。
そのため、ガス火利用の方で、あおり炒めをバンバンしたい。フライパンは軽さを重視というかたには向いていないかもしれません。そんな方におすすめなのは、チタン・インテンスコーティングです。このフライパンはアンリミテッドコーティングより約250グラム軽くなりますので、軽さが重要というかたに検討してもらいたいです。耐久性はチタンコーティングの2倍。アンリミットコーティングには劣りますが、それでも十分の耐久性をほこります。
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ティファール色の違いは?
ティファールのフライパン、青・赤・ブラウンとありますが、外側の色によるコーティングの違いはありません。公式での最新のラインナップではカラー展開は下記の表のとおりとなっていますが、販売されるタイミングで色展開は変わってきますので、外側の色でコーティングの区別をするのは難しくなっています
アンリミテッド | ルージュ・マロンブラウン・黒・ステンレス |
インテンス | ロイヤルブルー・ヴィンテージボルドー・黒 |
チタン | 赤 |
ただし、傾向としては明るいカラーのフライパンより落ち着いたカラーの方が、強いコーティングが採用されていることが多いです。
コーティングは何種類?
現在、ティファールが公式で取り扱っているコーティングは4種類
- チタン・アンリミテッドコーティング(ティファール史上最高峰の耐久性・熱伝導性)6倍
- チタン・フォースコーディング(IHスタンダードモデル)3倍
- チタン・インテンスコーティング(ステンレスモデル)2倍
- チタンコーティング(ベーシックモデル)基準
右に記載している〇倍というのはチタンコーティングを基準にしたコーティングの耐久性だよ
公式オンライン以外の一般通販サイトでは、まだ多数の旧モデル商品が販売されていますのでランキングは旧モデルを含んだ7種類で行います。
(参考)ティファールのコーティングは、取っ手が取れないシリーズを2021年2月、取っ手の取れるシリーズを2021年8月にリニューアルしています。
耐久性ランキング(IH兼用・ガス火専用)
まずは、IH兼用・ガス火専用を全て含めた全製品でのランキングです。
ティファール最上位は、チタン・アンリミットコーディング
ティファールのフライパンは「IH兼用」と「ガス火専用」がありますが、基本的にIH兼用タイプの方が、値段が高くなります。そして、コーティングのグレードも上位となります。
とにかく一番性能が良いフライパンが欲しいという場合は、間違いなくチタン・アンリミットコーティングです。ぜひ、耐久度6倍を体験してください。
耐久性ランキング(ガス火専用)
次に、ガス火専用のみのランキングです。
ガス火専用タイプの方が価格が安くなります。
家のコンロがIHでない場合で購入価格を抑えたい場合や、フライパンの重さが気になる場合におすすめです。(IH兼用の方が重い)
ガス火専用のコーティングの最上位グレードは、チタン・インテンスコーティングです。
2位のチタン・プレミアは2016年に発表された一世代前での当時最上位ランクのコーティングでした。プレミアと名前が付くので今も一番ランクが高そうな気がしますが、実は旧モデルなので気を付けてください。そして、このコーティングは、最新モデルではベーシックモデルであるチタン・コーティングと同程度の耐久度になります。
ちなみに、当時、チタン・プレミアは従来品(2016年以前のコーティング)に対し3倍の耐久度と発表されていました。しかし、この2倍とか3倍とかいう数字は要注意。
その時期によって基準となるコーティングが違うためです。
今回、発表のチタン・インテンスコーティングは、その2倍の耐久度になりますので(メーカー確認済)、2016年以前のコーティングを基準に考えると6倍の耐久度ということになります。
耐久性ランキング(IH対応)
IH兼用の最上位コーティングは、チタン・アンリミテッドコーティングです。
チタン・アンリミットコーティングのなんと、ベーシックモデルの6倍の耐久度。
2016年以前のコーティングを基準に考えると、なんと18倍
正直、ずば抜けています。
IH兼用で検討する中で、価格が許すのであればチタン・アンリミテッド一択です
各コーティングの説明
ここからは、1つずつのコーティングを少し詳細に解説します。
チタン・アンリミッドコーティング
チタン・アンリミットコーティングは、ティファール最高峰グレードのコーティングです。
フィニッシュ層に高度の高い「ハードクリスタル素材」を用いることで、摩耗耐久度が各段に向上していています。金属ヘラも安心して使えます。このコーティング、チタンコーティングに比べてなんと6倍の耐久度を誇っています。こちらはIH兼用タイプに採用されています。
6倍の耐久度とは、まさにティファール最高峰グレードの名にふさわしいですよね。
2016年以前の基準モデルから比べるとなんと18倍の耐久性ということになります。
仮に2016年以前の従来品の耐久性を6か月とした場合、なんと9年は持つという計算に・・・。信じられない耐久性ですね。
チタン・フォースコーティング
2021年2月に発表されたモデルです。こちらは、取っ手付きティファールのみのラインナップです。
チタンコーティングと比較して3倍の耐久度となっています
チタン・インテンスコーティング
2021年2月に発表されたモデルです。高密度で耐食性に優れた耐摩耗層により、チタンコーティングと比較して2倍長持ちと発表されています。
ガス火専用の取っ手のとれるシリーズと、取っ手付きモデルに採用されています。
こちらが、ガス火での最上位グレードのコーティングとなります。
チタンコーティングと比較して2倍の耐久度となっています
チタン・エクセレンス
一世代前の旧モデルです。2016年発表当時、従来品に比べて3倍の耐久度と公表されていました。(新モデルのチタンコーティングと比べると1.5倍の耐久度)
旧モデルで最上位のグレードです。
こちらはIH兼用タイプのフライパンに採用されています。
チタン・プレミア
一世代前の旧モデルです。
チタン・エクセレンス同様、2016年発表当時、従来品に比べて3倍の耐久度と公表されていました。(新モデルのチタンコーティングと比べると同程度の耐久度)
旧モデルでガス火専用タイプの最上位グレードでした。
旧モデルのガス火専用の最上位ではありますが、現モデルから比べると少し耐久度は劣ってしまいます。
チタンコーティング
2021年に発表された最新モデルです。
こびりつきにくさの耐久性がアップしお手入れ簡単です。下位モデルにはなりますが、金属ヘラの使用可とされています。(角が丸い物を使用ください)
こちらは、ティファールのベーシックモデルとなっており、上位グレードのコーティングで耐久度〇倍というのは、このコーティングと比較した耐久度となります。
ベーシックモデルではありますが、旧モデルと比べると十分な耐久度となっています
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パワーグライド
一世代前のモデルとなります。
発表当時、従来品に比べて2倍の耐久度と公表されていました。ガス火専用のラインナップです。(新モデルのチタンコーティングと比べるとやや低い耐久度)
現在確認できている中では、低いグレードのコーティングとなります。
セールで扱われていて、価格が安く設定されていることが多いです
低いグレードが安いわけではないので要注意
ここまで、コーティングを解説してきましたが、新モデルも旧モデルも通販サイトでは、混ざって販売されています。そして実際のところ新モデルでも旧モデルでも大きな価格差はありません。
そして必ずしも低いグレードが安く、高いグレードが高いという事もないというのが実態です。最上位のアンリミテッドコーティングのセットとチタンコーティングのセットの価格が同じという事も多々あります。
通販サイトでは、各ショップが在庫を持ち価格を決めているため旧品でも高い場合もありますし、コーティングはティファールの中では下位であっても、なぜか高い値段設定のものもありますので、要注意。
購入の際は、値段だけで比較することなく、どのコーティングが使われているのかをしっかりチェックすることが大切です。
まとめ
ティファールのフライパンを購入する際には、必ずコーティングの種類を確認することが大切。
おすすめは、ファール最高峰の「チタン・アンリミテッドコーティング」です。
旧モデルは、意外と値段が高い事もありますので、値段に惑わされて、低いグレードのコーティングなのに高く買ってしまったという事がないように注意が必要。
とはいえ、ティファールのフライパンはどれも素晴らしいです。特別価格で販売されいるような場合、チタンコーティング以上を選べば耐久性に問題はないでしょう。
良いフライパンで調理することはとても気分の良い事。素敵なフライパンがあればお料理も捗るはず。
自分にぴったりなフライパンを見つけて、素敵なキッチンライフを送りたいですね。