我が家は平凡な共働き家庭です。特別高収入というわけでもありません。
そんな我が家ですが、現在、年間200万円以上の貯蓄を何年も続けています。
そして、なんとこの5年間で貯金は1,000万円増やすことが出来ました。現在の金融資産は約2,000万円を超えています。
しかし決して、ケチケチばかりしていたわけではありません。旅行にも行くし外食もしています。それでも、年間200万円の貯金が出来たのには理由があります。
貯金を続けるのはちょっとしたコツがあるのですが。実は、それが分かってしまえば難しい事ではないんですよ。
私が1000万円貯めるまでに実践してきたコツをご紹介しますので、ぜひ、みんなで貯金体質になりましょう。
なぜか貯金が出来ないんだよね・・・
そんな悩みにこたえるよ。みんなで貯金体質になろう!
貯金を始める前に知るべきこと
具体的な方法の前に実は大切なのは、気持ちの問題。全く貯金が出来ない。いつも月末になるとお金がないと嘆いてしまう方は、お金があるという喜びの本質を知りません。お金があるという状態は単にモノを買えるということだけではありません。お金を持っている(使おうと思えば使える状態)は、そこにあるお金以上の価値を持っています。
月末、やりたいことがあるのに出来ない。欲しい物があるけど翌月まで我慢を強いられる・・・。これはつまり自由を奪われているということ。逆に、月末でも好きな場所へ行こうと思えばいける。欲しいものがあれば買うことが出来る。
この「やろうと思えば出来る」この状態が自由な状態です。そしてそれは、大きな価値を生み出します。一度、頑張って月末までお金を残しておいてみてください。そして、月末最終日に好きな物を買う。好きな物を食べる。やろうと思ったことはなんだっていつでも出来る。
この価値を経験してみてください。すると、お金を貯めることへのハードルが一気に下がります。
欲しい物がいつでも買えるだけのお金を持っている(貯金がある)ということは、単に貯金があるということではなく、自由を手に入れること。この自由がある感覚は心に余裕と活力を与えてくれます。これが分かれば、貯金上手への道は一気に開けますよ。
お金を貯めるコツ
お金を貯めるのは我慢するということではありません。でも、なんとなく使っていたらいつの間にかお金は使い果たしてしまいます。
私が毎月必ず貯金が出来ているコツをご紹介。難しいことではないので、これらは全て実践してもらいたい内容です。
家計簿をつける
なんだ家計簿か。ありきたりな話・・・と思われるかもしれませんが、家計簿をつけるのは、やっぱり貯金体質になるための第一歩です。
貯金が出来ない、いつの間にかなくなっている。気が付けば足りなくなってしまう理由は、お金の把握が出来ていないからです。家計簿といっても細かく分析する必要はありません。
固定費(毎月絶対にかかるお金)と変動費(流動的なお金)、それに年間でかかるお金。これらがいくらあるのかを把握することが目的です。
まずは1カ月。出来れば1年間、家計簿をつけてください。
1カ月で分かる内容は、その月単独での家計の流れです。これだけでもやらないよりは良いのですが、1年間をオススメするのには理由があります。
それは季節ごとの出費の差が分かることと、年間で突発の費用(家電の買い替えや、旅行を含めたもの)の支出が分かる事です。貯金が出来ない家庭はおそらく、固定費が多い事と突発の必要が多いのが理由だと思いますが、その原因となっている部分を突き止める必要があります。
頑張って1年つけてみて!貯金が出来ない理由が分かるよ
夫婦の収入は合算して管理
貯金を多くすることに注力するのであれば、夫婦の収入は合算して管理することをおすすめします。なぜなら、合算しない場合ではどうしても支出が多くなりがちだからです。
同じ項目をそれぞれが支出することが増えれば管理に漏れも出てきますし、無駄な出費に気が付きにくいなど、管理がしにくいことが理由です。それ以上に怖いのが、それぞれが貯金しているつもりが、どっちも貯めていなかった…という状況。どうしても、分けて管理がしたい場合には、毎月の貯金額を決めて貯蓄口座を作り入金を決めましょう。
年100万円貯めるためには、月83,333円が必要。
夫婦で合算して貯めよう
無理のない予算を立てる
毎月確実に貯金をするためには無理のある計画は絶対にしてはいけません。無理な額を貯金に回そうとすると、無理が生じてします。その時に、今月は例外・・としていては貯金は出来ません。例えば月の支出を計算して余裕が5万円あると思った場合、それを全て貯金するのではなく、月4万円を貯金、残り1万円は予備費としてください。
1年経ったときに、残っていれば貯金に回すというルールにします。ただし、最初に決めた4万円は絶対に守る。これは守ってください。守れるルールを作る。これが大切です。
一度貯金にまわしたのに結局使っちゃってたのは無理してたんだね。
そう!無理は禁物だよ!まずは絶対守れる少なめの額から始めてね
固定費は給与と分けた口座から引き落とす
家計管理をする時には、固定費と変動費を分けて考える必要があります。
固定費とは、住居費・光熱費・通信費・保険などで毎月必ずかかるお金の事です。家計管理を始めたら、固定費がいくら必要かは必ず最初に計算する必要があるのですが、その計算した金額は、給与口座とは分けて管理してください。
具体的には、引落し用の口座を作り、そこに計算して出た金額より少し多い額(5,000円単位で端数を切り上げ等)を入金していきます。
こうすることで、余った分が少しずつ貯まっていく仕組みです。貯金している意識もなく、貯まっていくのが嬉しいポイントです。この貯まったお金は、大きな家電の買い替えなどの費用に使ったり旅行に使ったりします。
この方法の良いところは、一か月分の引き落とし合計が通帳を見ればすぐわかる事です。
この方法を続けていれば家計簿を止めてしまっても、固定費の管理が出来るようになります。
光熱費は年間の平均額を端数切り上げして算出してね
もし毎月足りないようなら固定費が足りないってことで見直せばいいんだね!
- 固定費
- 家賃
- 光熱費(電気・ガス・水道)
- 通信費
- 保険
- 車両費(駐車場)
- ガソリン代(通勤や通学に使用の場合は固定費)
- 車両費(車検/保険の月割り額)
- 美容費(毎月必ずかかるなら固定費)
- 変動費
- 食費
- 日用品
- お小遣い
年間で必要なお金は年初めに計画・積み立てる
年間で必要だということが分かっているものってありますよね?
例えば「NHKの受信料」「車検」「年払いの保険」など。これらは、年初に計画を立てて毎月積み立てをします。先の項目では固定費に入れましたが、可能であればこれも積立費として、口座を分けて管理することをおすすめします。
ここでも端数は切り上げとして、余った分は予備費とします。毎月積み立てをしておくことで、毎月の貯金額のペースを崩すことを防ぐことが出来ます。
車種・保険料金によって、差がありますが普通車1台あたり月2万円、
軽自動車1台当たり1万円前後必要になるよ。
毎月積み立てておけば支払い時に貯金の計画が崩れないんだね
先取り貯金をする
先取り貯金は、貯金をするための一番の近道です。まずは収入の1割をお給料日に別口座に分けてしまいましょう。1割が大丈夫だったら2割、3割と増やしていきますが決して無理はしてはいけません。無理のない範囲で行わないと結局引き出してしまい逆効果にになることも。無理しない金額で毎月続けられる金額を先取り貯金しましょう
予備費を多めに設定する
貯金が出来ない人に共通しているのは、予備費を設定していないことです。予備費というのは、突発で発生する出費のことで、例えば家電の買い替えや、眼鏡の破損。お祝い事などの冠婚葬祭など様々です。
これらは、実はかなりの金額が発生しています。収入の1割程度を予備費として設定出来れば安心です。この予備費を忘れていることが、毎月貯金しているつもりが、貯金が全くできていなかったという結果になる一番の原因です。
残業代はないものとする
貯金を確実に増やしていくためには、残業代は全額貯金に回すという気持ちが大切です。残業代は初めからないものとしてしまいましょう。
もしも、残業代を生活費の予算として設定してしまっている方は要注意です。残業代は月によって変動する項目ですので、これを収入のベースにしてしまうと給与カットなどが発生した時に一気に家計が破たんしてしまいます。
特に普段から残業がたくさんあるという家庭は、どうしても残業代を含んだ金額を収入として考えてしまいがちですが、固定費としての予算は、残業代を除いた収入の2/3までが目安です。残業代を含めた月の収入をベースに住居費などを設定するのは絶対にNG。残業代は、全額貯金が基本ですが、どうしても使いたい場合は、娯楽費や贅沢費など、いざというときには削れる項目だけに使うようにしてください。
残業代は、貯金にプラスするか、娯楽費に充てるのがいいんだね。
ボーナスはないものとする
これも残業代と同じ考えなのですが、ボーナスはないものとして考えます。そしてボーナスは貯金します。初めからないと考えるので、ボーナス月だからといって生活は変えません。
ボーナス払いはNGです。ボーナスを月々の補填に使う事NGです。極力ボーナスはないものと考えて基本給をベースに生活の基盤を作りましょう。
ボーナスは企業の業績で突然なくなることもあるから、あてにするのはNG
まとめ
貯金は一日してならず。一気に貯金をしようとしても結局使ってしまうことになりますし続きません。無理のない範囲で毎月コツコツと行いましょう。
また先取り貯金は決して無理した金額を設定せず、貯金をする際も余裕がある月のお金は全額を貯金に加算するのではなく、一部を予備費に回します。それを娯楽費やゆとり費に使い年間で余裕があった場合に貯金に回しましょう。
貯金ばかりの生活ではいつか爆発してしまいます。貯金にすべてをかけるのではなく、ゆとりを持つことが貯金を続ける一番のコツだと感じています。
お金があるという状態は、自由を手に入れることです。いつでも買える!いつでもやれる!と思うと、案外、不要なものを手にいれようとしなくなるものです。
みんなでしっかり貯蓄して、経済的自由を勝ち取りましょう!